自分で努力することの大切さ〜発達障害・自閉症スペクトラム・ADHD〜

 障害がある方はできない事を支援者や保護者にお願いして援助してもらう必要があります。ですが当事者の将来的に考えると、やはり自分で出来るようになっていた方がいい事もたくさん出てきます。

 

 

 そこで今回は『自分で努力する事』について考えていこうと思います。以前の記事で「発達障害=発達凹凸と呼ばれる事がある」とお伝えしました。『発達凹凸』の意味として、できる事とできない事の差が激しく、できる事は自分で頑張るようにしてできない事は誰かの手を借りながら焦らず訓練していく必要があります。 

 

 

 当事者が将来一人で悩む事がないように、支援者にすべて援助してもらうわけではなく、一人で出来る事をコツコツ増やしていきましょう。

 

 

■自分で努力する事に関する悩み

 

・支援者がいると心強いが一人になると何をしたら良いのかわからなくなる

 

・いつの間にか援助がないとできなくなっていた

 

・障害に対して自分ではどう工夫したらいいのかわからない

 

・いざ一人暮らしをするようになった時にお金の管理に仕方がわからなかった

 

・支援を受ける事が癖になってしまっていたのか一人で勉強するとできなかった

 

 

 

■アドバイス

 いきなり全部自分一人で取り組む必要はありませんし、最初から全部できなければいけないなんてこともありません。初めのうちは一人でするのは不安が大きいかもしれませんが、いずれは一人で出来る事が一つでも増えるようにまずはやってみる事が必要です。時間が掛かってもいいので、なるべく一人でやる努力をしてみましょう。

 

 

・極力支援なしで自分でやってみる

 

・不安な時やどうしたらいいかわからない時は手順な流れを再度確認したり、誰かに聞くようにする

 

・工夫の仕方を周りに聞く

 

・時間がかかっても自分でチャレンジする

 

 

■まとめ

 

 できる事とできない事がある。できる事は自分で頑張り、できない事は支援を受ける必要がある。しかしできない事に関しては、支援者にすべて任せるわけではありません。自分がチャレンジする事を忘れては、一人で出来るようになる日はやってきません。

 

 

 支援をもらいながら、それを見て学び、時間がかかっても自分で出来るように努力する事が大切です。自分で出来る事をコツコツ増やしていきましょう。

 

 

 自分でチャレンジしてみるといつもは気づかないことに気づくかもしれません。例えばいつも支援のありがたみであったり、いつも支援してくれる人に対する感謝の気持ちであったり。そういう感謝の気持ちを伝えてみると対人関係を振り返るきっかけになるかもしれません。また支援者も、当事者が努力する姿を見て改めて援助やサポートの必要性を感じるかもしれません。工夫の仕方やコツを教えるなど、支援はせずにそっと見守っていきましょう。

 

 

ブログ担当:柊

 

 

(難波寿和."自分で努力をする",14歳からの発達障害サバイバルブック,学苑社,2016,176-177)