人を好きになること~発達障害・自閉症スペクトラム・アスペルガー~

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複数人での会話~発達障害・自閉症スペクトラム・アスペルガー~

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自閉症スペクトラムとは?

こんにちは!

今回は、自閉症スペクトラム障害(ASD)についてお話しさせてもらおうと思います。

自閉症スペクトラム障害は自閉性障害、広汎性発達障害、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害など、その症状の強さにしたがっていくつかの診断名がありますが、本質的には一つの障害単位と考えられています。
文部科学省では次のように自閉症スペクトラム障害を定義しています。

「自閉症スペクトラムとは, 自閉的な特徴がある人は, 知能障害などその他の問題の有無・程度にかかわらず, その状況に応じて支援を必要とし, その点では自閉症やアスペルガー症候群などと区分しなくてよいという意味と, 自閉症やアスペルガー症候群などの広汎性発達障害の下位分類の状態はそれぞれ独立したものではなく状態像として連続している一つのものと考えることができるという二つの意味合いが含まれた概念である。したがって, 自閉症スペクトラム障害には下位分類がなく, 自閉的な特徴のある子供は全て自閉症スペクトラム障害の診断名となる。

(出典元:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/06/13/1340247_13.pdf)」


典型的には、相互的な対人関係の障害・コミュニケーションの障害・興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。「自閉」と聞くと自分の殻に閉じこもるという意味に感じてしまいがちですが、福祉関係者や医師は「自分目線で考える」「他人の視点を持ちにくい」「周りの空気を読むことができない」という意味合いで考えます。そのため、様々な要因で引きこもりになっている子どもが自閉症に分類されるということではありません。

 

多くの場合,1歳を過ぎたころにその症状が見え始めます。乳幼児期における健康診査(乳幼児健診と称される) などで,周囲の大人や子供に対する関心のあることや音に対する過敏性や鈍磨性の様子などから,指摘されることもあります。 対人関係に関連したこれらの行動は、通常の子どもでは急速に伸びるのと違い、この障害を持つ子でははっきりしません。保育所や幼稚園等集団の中で生活することで気づくこともあります。

 

思春期や青年期になると、社会の中での生きづらさを感じてしまい、不安症状やうつ症状を合併する場合もあります。
子どものころに診断を受け、周囲からの理解を受けて成長した人たちの中には、成長とともに症状が目立たなくなる人や、自分の得意なことを活かした仕事で活躍する人もいます。

 

次回は学習障害についてお話しさせて頂こうと思います。

 

ブログ担当:北山

 

(難波寿和,14歳からの発達障害サバイバルブック,学苑社,2016,190p)