集団生活の中で生きる困難…

集団生活の中で生きるには、周りの人と行動を合わせたり、協調・共感をしたり、空気を読んだりなど、多くのことが実は求められています。発達障害をもつ方だけでなく、健常者の中にも、これを辛く感じている方は少なくありません。思い返してみれば、私たちは保育園や幼稚園の頃からずっと集団生活の中にいたことが多かったですが、その中でどのような対人関係のスキルが身に着いたかといわれると、自然にこなせている人たちは中々それに困っている子どもには説明が難しいと思います。

今回は、そうしたソーシャルスキルについて触れていこうと思います。

 

集団生活の中で子どもが困ることの多くは、行動面や対人関係に関することです。

それらを大きく分類すると、だいたい以下のようになります。

 

●分類/具体的内容●

行動面不注意/不注意・落ち着きがない・教室を飛び出す・座っていられない・我慢できない・衝動的・独特の行動・自分のペース・集団行動が苦手・授業中も廊下にいる

 

社会性、対人関係/社会的善悪が判らない・コミュニケーションが取れない・対人関係が苦手・暴言、暴力

 

二次的障害/学習面・事故有能感低下・反抗・不登校

 

その他/異性への興味・変化が苦手・身辺処理の問題・幼児に悪影響・緘黙・授業に参加できない

 

集団生活での困った行動は、本人の周りの人間が感じる困った行動としてとらえられることが多いです。しかしこれをそのままにしておくと、その行動をする本人自身が後々の人生で困難を抱えることにつながる恐れがあります。

上記の集団の中での困った行動、ソーシャルスキルの問題は、早期に改善、支援していく必要があります。

 

ブログ担当:北山

 

対人関係の困難~ソーシャルスキルとは~

発達障害を持っていない人でも、人を関わることに苦手意識を感じる人もいます。また自分では得意だと思っていても、周りからは「なれなれしい」「距離感がおかしい」などとあまりよくない印象を持たれていることもあるかもしれません。もしかしたら、これを読まれている方の中にも心当たりのある方がいるのではないでしょうか。

 

このような対人関係におけるソーシャルスキルは、子どもの時期は個人の性格や育った環境などが要因となることがありますが、年を重ねてもソーシャルスキルが追い付いてない場合は、他の要因も考えられるようになってきます。例えば、脳に器質的な問題のある場合です。

発達障害は、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の生涯であってその障害が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と発達者障害支援法で定義されています。発達障害を有する子どもは、